【Boulangerie】
W30 D22 H26
ミニチュア作家
Nekota Hinazo-
(ねこた ヒナぞー)
ーProfileー
大阪生まれ。
ミニチュア作家+ピアノ修復師
趣味は、大型バイクと園芸。
そして、保護猫のヒナゾーとキナコを愛でる事。
-Style-
●素材から作る事
●細部まで精密な製作をする事
●美しいものを作る事
3つにこだわり製作しています。
本格的な照明など機械工作を加えたドールハウスなどの作品製作も得意です。
フランスアンティークピアノの修復師でもある現在の私の作品は、楽器のミニチュアやアール・ヌーヴォー時代の建築、芸術品などを多く製作しています。
-Dream-
たくさんのお店が並ぶ美しいミニチュアの街を作ること。
Hinazo-とminiature
私がミニチュアアートに興味を持ったのは、
大型車両のメカニックとして働いていた30代の頃。
たまたまテレビで、ミニチュア番組の特集を見たのがきっかけだった。
幼少期から、時計やカメラなどを分解したり、モノ作りが好きだった私は、
仕事で、大きな車と格闘していたからか、その小さくて愛らしいものを作ってみたいと思いました。
家にある材料で、手探りでギターを作ってみたのが初作品。
このチェアー美しいなぁ。こんな床材貼ってみたいな。
好きなものに囲まれたこんな家に住んでみたいな!
こんなお店で働くのもいいなぁ!
頭に思い描いた美しいものや素敵なもの。
ピンセットで精密な作業を積み重ねるのは根気のいる作業ですが、
夢の空間を、自分の技術だけで作りこめるミニチュア制作は、とても楽しく夢中になりました。
自作のミニチュアなら、ピアノを何台所有しても、家を何軒たてても、
場所もお金もかからないので、誰にも怒られないのも魅力!..(笑)
それから、機械工作好きも高じて、
ミニチュアCNCの機械製作や、ミニチュアに+機械工作も加えた、
『動くミニチュアパソコン』を制作し、そのYouTubeを公開した頃から、
ミニチュア作家として、お声をかけていただけるようになりました。
現在私は、昼は「ピアノ修復師」として本物の楽器を蘇らせながら、
夜は「ミニチュア作家」をしています。
実は、40歳を過ぎてから、まさかの転職で、ピアノ修復師になったのですが、そのきっかけを作ったのは、ミニチュア。
リアリティのあるピアノのミニチュアを製作しようと思い、
『Atelier Pianopia』に本物のピアノ見学に行ったのがきっかけでした。
ピアノはあんなに大きいのに実は、約1万個もの部品からできており、
内部は、まるでミニチュアの塊のようだったのに衝撃を受けた事。
そしてたまたま訪問した「アトリエ ピアノピア」は、特殊な工房でした。
19世紀のフランスピアノや古い足踏みオルガンが所狭しと置かれており、
私は、この工房で丁寧に修復された美しい音色に魅了され、
気がつけば、ピアノ修復師の弟子入りを祈願していました。
アトリエの社長は、ピアノ技術のキャリアのない私を雇うつもりはなかったそうですが、なんとか食らいついて勉強させてもらう中で、
古いピアノの響板の消えかかった文字を1ミリの狂いもなく復元するお役にたてたり、鍵盤の重さや高さを正確に計測する機械を作り高精度で揃えたり、
楽器修復には、ミニチュア製作で培われた精巧さや技術を生かせる事も多く、今ではアトリエピアノピアの職人として、精度を要するオリジナリティな仕事を任せてもらえるようになりました。
そんな私の現在のミニチュア作品は、
素晴らしいピアノやオルガンの魅力をより多くの人に伝えたい気持ちで、
精密な楽器のミニチュアを制作しています。
また楽器だけでなく、修復の過程で19世紀のフランス音楽、芸術、文化、歴史を研究したり、美しい建築、工芸品など触れることが多く、
修復師として生活する中で、好奇心を追求していった結果に生まれたミニチュア作品となっています。
私のミニチュアアートで、皆様が少しでも幸せな気持ちになっていただけたらうれしいです。
留意事項
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